株高もリスク選好は盛り上がらず 

12日のNY市場は、欧州株に続きNY株式も堅調だった。しかし、為替市場ではドルがジリ高の動きとなり、円安・ドル安といったいわゆるリスク選好型の相場展開にはならなかった。米長期債利回りが上昇し、ドル買いを誘った面もあった。また、金相場は連日の最高値更新、逆に原油相場は原油在庫増で軟化するなどリスク回避的な動きもみられた。クロス円は上値が押さえられたが、下値も限定されて方向性に欠ける展開だった。

取引序盤に発表された3月の米貿易収支は原油輸入増を反映して404億ドルへと赤字幅が拡大した。ドル円は反応薄で93円近辺で神経質に揉み合った。米債利回りが上昇したことで次第にドル買いが優勢となったが上値は93.30レベルまでに留まっている。NYダウは100ドル超の上昇となり、引けにかけては150ドル超へと上げ幅を拡大した。しかし、クロス円の買い意欲は弱く、豪ドル円は83円、カナダ円は91円台前半を中心とした振幅に終始している。原油相場が米週間石油在庫統計を巡って振幅したことも影響した模様。

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